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地底の森ミュージアム

「地底の森ミュージアム」という少し変わった名前の博物館は、まさに「地底の森」を展示しているミュージアムだ。2万年前の旧石器時代の遺跡面を、発掘された状態のままで展示するという珍しい博物館。繊細な発掘現場は、震災の大揺れでどうなったのか。小雪が降る仙台にミュージアムをたずねた。(取材:2012年1月11日)

地図
地底の森ミュージアム
地底の森ミュージアム
http://www.city.sendai.jp/kyouiku
/chiteinomori/

所在:宮城県仙台市太白区
開館:1996年11月
フロア:地上1階・地下1階
震源からの距離:174Km
所在地の震度:5強
震災時の状況:開館中
おもな被害:吊り天井のボルト破損、森林跡遺跡・1階展示の一部が損壊(ともに軽微)、外周盛り土部の沈下など。展示に大きな被害は無し。
再開:2011年6月14日(木)に再オープン。
「地底の森」をそのまま展示
地底の森ミュージアムは1988年、小学校を建設するための事前調査中に、地下5mから多くの樹木や石器などを発見したことから始まる。調査の結果、この遺跡は約2万年前の旧石器時代に生きた人達の活動跡と森林跡だということが分かった。当時はこの場所は湿地で、水につかっていた部分が腐らずに残っていたのだ。

世界的にも珍しいこの発見を受け、仙台市は遺跡を大地から切り離さずに、発掘されたままの状態で展示することを決めた。遺跡を覆う建物は、床が無く、遺跡を囲むぶ厚い壁面が地下20mまで突き刺さっている特殊な構造。露出した土壌や樹木は、特殊な保存処理剤で覆って保護した。

こうして1996年、環境と人間の営みの跡が一体として保存されている世界初の博物館として、地底の森ミュージアムがオープンした。ちなみに、同所に建設されるはずだった小学校は、少し離れた場所に造られたという。

繊細な展示を襲った大揺れ
発掘された樹木類はまわりが掘り下げられているため、展示室は土の面から樹木が浮き出ているような状態になっている。平時でも、時折、一部が倒れることがあり、その度にメンテナンスして運営していた。

震災時には館外にいた、担当学芸員の佐藤さん。今まで経験したことが無い強い揺れに「正直、樹木は全て倒れてしまったと思った」という。慌ててミュージアムに向かったが…




             

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