インターネットミュージアム
インターネットミュージアム > MUSEUM ACTION > Rerort > 銘醸館
取材・寄稿レポート
震災関連リンク
  日本博物館協会
  全国科学博物館協議会
  美術館連絡協議会
  全国美術館会議
  日本動物園水族館協会
  ICOM(国際博物館会議)日本委員会
情報募集中
東日本大震災におけるミュージアム関連情報の投稿をお待ちしています。
  action@museum.or.jp

銘醸館

老舗の造り酒屋を改装して2006年にオープンした「野馬追通り 銘醸館(めいじょうかん)」。3つの常設展示室、大小2つのレンタルギャラリーを持つ町中交流施設である。被災後は周辺の公共施設の中では最も早く再開し、周辺住民に喜ばれたという。(取材:2012年1月18日)

地図
野馬追通り 銘醸館
野馬追通り 銘醸館
http://www.minami-soma.com/meijokan/
所在:福島県南相馬市
開館:2006年5月
フロア:全て地上1階 (複数の蔵による集合施設)
震源からの距離:174Km (原発から25km)
所在地の震度:6弱
震災時の状況:開館中
おもな被害:蔵の瓦屋根の棟(ぐし)が一部崩落。他は建築、内装ともに大きな被害はなし。原発近くのため、屋内退避区域→緊急時避難準備区域に指定。
再開:2011年4月1日(金)に管理事務所は再開。ギャラリーは6月1日(水)に再オープン。
古建築を改装した町中交流施設
老舗の蔵元、旧松本銘醸の建物群を再生した施設、銘醸館。明るいレンガ色の目立つ洋館はメインストリートである野馬追通りに面し、市役所や市民文化会館が隣接する町の中心地にある。

「氷室蔵」「明治蔵」「昭和蔵」の3つの蔵は常設展示として、旧松本銘醸や野馬追などを紹介。「一番蔵」「二番蔵」の2つはレンタルギャラリーで、市民の文化活動や商品販促イベントなどに使われている。通りに面した洋館は、事務所兼物産展示室。住居だった日本家屋はレストランになっている。

複数の建物は新しいものでも昭和38年、一番古いものだと明治11年建築という古い建物。以前の状態で今回の地震がおこっていたら大きな被害になっていたと思われるが、町中交流施設として再生した際に各所を補強していたため、瓦屋根の棟(ぐし)が崩れた程度にとどまったのは幸いだった。

原発事故で一時閉鎖に
「震災直後は津波の報道も入っていなかったので、比較的冷静でした」という、原町観光協会事務局長の佐藤さん。しかし、徐々に被害の深刻さが伝わってくることになる。

そして3月13日の原発事故。銘醸館は原発から約25kmという位置にあり、周辺の住民は自主的に避難しはじめた。それでも佐藤さんは3月15日まで事務所に出ていたが、避難するスタッフや周辺住民が相次いだため、3月16日からは一時閉鎖の判断を下した。

原発20~30km圏内に対して、政府は3月15日に屋内退避を指示。4月22日には緊急時避難準備区域に指定され、震災から半年以上たった9月30日にようやく指定が解除になったのはご存知のとおりである。





             

Copyright(C)1996-2014 Internet Museum Office. All Rights Reserved.
インターネットミュージアムは丹青グループが運営しております。
協力/ (株)丹青研究所、編集・制作/ (株)丹青社