インターネットミュージアム
インターネットミュージアム > MUSEUM ACTION > Rerort > 北上川・運河交流館 水の洞窟
取材・寄稿レポート
震災関連リンク
  日本博物館協会
  全国科学博物館協議会
  美術館連絡協議会
  全国美術館会議
  日本動物園水族館協会
  ICOM(国際博物館会議)日本委員会
情報募集中
東日本大震災におけるミュージアム関連情報の投稿をお待ちしています。
  action@museum.or.jp

北上川・運河交流館 水の洞窟

JR石巻駅を右回りに巻くように流れる旧北上川。駅から北西へ徒歩20分ほど、旧北上川と北上運河の連結点近くにあるのが「北上川・運河交流館 水の洞窟」である。環境と一体化した美しい施設だが、現在は震災の影響で休館中である。(取材:2012年2月3日)

地図
北上川・運河交流館 水の洞窟
北上川・運河交流館 水の洞窟
http://www.thr.mlit.go.jp/karyuu
/mizu-no-dokutsu/top.html

所在:宮城県石巻市
開館:1999年7月
フロア:地上1階・地下1階
震源からの距離:142Km
所在地の震度:6強
震災時の状況:開館中
おもな被害:コンクリート壁や階段の一部が崩落。建物上部の遊歩道に大きな段差。展示スペースには浸水なし(地下の導水施設は浸水して故障)。
再開:2012年2月現在、休館中
幻の「野蒜築港」
旧北上川と鳴瀬川の河口を結ぶ、全長12.8kmの北上運河。その歴史は、明治時代初期につくられた幻の国際貿易港「野蒜築港」にさかのぼる。

殖産興業の時代、明治新政府は東北開発の中心事業として、仙台湾の野蒜(のびる)に国際貿易港「野蒜築港」を築く計画を立案した。その計画を進めるにあたって、旧北上川や鳴瀬川地区から船で荷物を運搬するために作られたのが、北上運河と東名運河である。

両運河が完成した当初、一帯は物資を運ぶ船で大変な賑わいを見せたが、1884年(明治17年)の台風で野蒜築港は崩壊。当初から計画に無理があったともいわれ、野蒜築港の計画はわずか数年で頓挫してしまう。

その後、物流は陸送が中心となり、運河は次第に忘れられた存在になっていく。昭和の時代に入ると人々の生活から離れた運河には雑排水が入るようになり、水質は悪化の一途をたどっていく。

そこで、旧北上川の水を運河に取り入れて水を浄化する導水施設を作ることになり、同時に人々が自由に集い、語らい、交流できる憩いの場が設けられることになった。

こうして1999年、川と運河をテーマにした世界でも珍しいミュージアム「北上川・運河交流館 水の洞窟」がオープンした。





             

Copyright(C)1996-2014 Internet Museum Office. All Rights Reserved.
インターネットミュージアムは丹青グループが運営しております。
協力/ (株)丹青研究所、編集・制作/ (株)丹青社