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宮城県美術館

全国の都道府県立美術館の中でも、屈指の集客力を持つ宮城県美術館。震災では展示ケースの大ガラスが破損するなどの被害があったが、より甚大な被害を受けた石巻文化センターのレスキューで中心的に動くなど、地域の中核美術館として大きな役割を果たしてきた。(取材:2012年1月27日)

地図
宮城県美術館
宮城県美術館
http://www.pref.miyagi.jp/bijyutu/museum/
所在:宮城県仙台市
開館:1981年11月
フロア:地上2階・地下1階
震源からの距離:176Km
所在地の震度:6弱
震災時の状況:開館中
おもな被害:展示室のガラス(2.37mx10m)が2箇所で大破、防火扉(3m×3m)がレールから脱線、ダウンライトの一部が落下、など。
再開:佐藤忠良記念館などは2011年5月1日(日)に再オープン。本館は7月5日(火)再オープン。
二日前の緊急地震速報
東日本大震災は「前震」ともいえる予兆がいくつか報告されている。宮城県美術館学芸員の大嶋さんも、緊急地震速報を3月9日の昼に聞いている。

急いで地下から階段で上がると、実際に揺れたのは1階展示室に到達した後(震度4)。その時は「緊急地震速報は意外と使えるじゃないか」と軽口が出るほどだったが、もちろん、二日後の事態は誰も想像していない。

その日の宮城県美術館では、県ゆかりの現代作家を紹介する特別展「アートみやぎ2011」を開催中。大嶋さんは同展の担当学芸員でもあった。

砕け散った大ガラス
そして3月11日。今までに何度か震度5クラスの地震は経験しているが、揺れている時間が極端に長かったという。

当時、館内には来館者が20名ほど。地震の際に来館者を避難させるのは、実質的には展示室にいる展示室監視員の役割が大きい。宮城県美術館の場合も、スタッフの冷静な対応もあり、避難中の混乱はみられなかった。

館内の被害でまずあげられるのは、固定展示ケースの大ガラス。1階と2階の同じ場所で、長さ10メートルのガラスが粉々に砕け散った。ただ、当日はその展示ケースは未使用で、前に移動壁を立てていたのは幸いであった。

他にも3メートル四方の大型の防火扉がレールから脱落、外部もコンクリートパネルが一部ズレるなど、館内外の各所に被害は及んでいる。

作品の破損は、「アートみやぎ2011」に出品中だった椎名勇仁氏の素焼きの立体作品が一部落下。常設している絵画や彫刻は被害がなかった。





             

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