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宮城県慶長使節船ミュージアム サン・ファン館
避難住民が寝泊りしていたセミナールーム。
避難住民が寝泊りしていたセミナールーム。

取材時の復元船とドック棟。(撮影:2012年2月3日)
取材時の復元船とドック棟。(撮影:2012年2月3日)

この屋根の際まで水没した。ガラスはほぼ全壊している。(撮影:2012年2月3日)
この屋根の際まで水没した。ガラスはほぼ全壊している。(撮影:2012年2月3日)

4月27日の暴風雨の後。マストが折れてしまっssss
4月27日の暴風雨の後。マストが折れてしまっている。(撮影:2011年4月28日)


避難者の受け入れ
サン・ファン館のすぐ隣には、市の指定避難場所である寺院、洞源院がある。時間が経つにつれて住民が続々と避難してきたため、後日サン・ファン館も場所を提供することとなった。

避難所では、元のコミュニティを保ったままでの生活が望ましい。サン・ファン館には、水没した佐須浜の住民が移動してきた。宿泊はセミナールーム、レストランは休憩所に。

多い時で60名ほどがサン・ファン館で生活。最後の方が館を後にしたのは震災から152日後、8月10日のことだった。

復元船の大破
館内最大の被害はドック棟である。津波の直撃を受けて、厚いガラスはほぼ全壊。展示していたジオラマやマジックビジョンシアターなども壊滅した。震災から11カ月たった現在、ガレキ類はかなり片付いたというが、被災の爪跡はくっきりと残っている。

その反面、無傷だったのが展望棟だ。天井ルーバーや展示物が落下した程度で、大きな被害は発生していない。

そして、復元船である。震災直後の確認では、係船ロープの切断や復元船外板の係船金具等が破損。大きな被害はなさそうに見え、この時点ではスタッフは胸をなでおろしていた。

だが、事態は悪いほうに進んでしまう。

震災から1カ月半後の4月27日。東北地方に追い討ちをかけるように襲ってきた暴風雨で、中央のメインマスト見張り台上部と、前方のフォアマストが折れてしまったのだ。見た目では分からなかったダメージが、内部に蓄積されていたのだろう。

館の看板でもある復元船の大破。さすがにこの時は、館スタッフに絶望感が広がったと聞く。





             

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