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宮城県慶長使節船ミュージアム サン・ファン館
開催されたイベントのフライヤー
開催されたイベントのフライヤー

「サン・ファン・バウティスタ出帆記念イベント」の模様
「サン・ファン・バウティスタ出帆記念イベント」の模様

宮城県慶長使節船ミュージアム科学館 展望棟に展示されている復元船の被災の記録。
展望棟に展示されている復元船の被災の記録。

宮城県慶長使節船ミュージアム科学館 展示室
休館中のサン・ファン館の入り口

宮城県慶長使節船ミュージアム科学館 展示室
現在の復元船(撮影:2011年11月27日)

イベントからの復興
それでも、展望棟が使えるのは幸いである。館を取り囲むサン・ファンパークも応急的な補修を終え、イベントを行うことも可能だ。

まず8月20・21日には、子供を対象にした科学イベント「青少年のための科学の祭典2011 石巻大会」が展望棟で開催された(※実行委員会主催)。当初の予定を変更して被害が大きかったサン・ファン館で開催、科学技術等の紹介とともに、復元船の現状を見てもらった。

そして、10月29日には「サン・ファン・バウティスタ出帆記念イベント」の開催となる。恒例野外イベントの「サン・ファン感謝デー」の復活に加え、平和と復興への祈りを込めた記念植樹や、館内では震災後に寄贈を受けた写真展を計画した。

今年のテーマは「乗り越えよう!共に」。開催準備には人手も必要だが、遠く愛知県から来てくれたボランティアグループの働きもあり、着々と準備は進んでいった。

好天に恵まれたイベント当日。充分なPRも出来ない中での開催ではあったが、むしろお客様は昨年よりも多かったほどという。暖かい声に包まれて、久しぶりの忙しい一日となった。

「乗り越えよう!共に」
残された復元船マストの修繕には、多額の資金と時間を要する。また、壊滅した1階のドック棟の扱いも、まだ未定だ。ドック棟に至るエスカレーターも被害の跡が残っており、そもそも、地階にはまだ電気も通っていない。

課題は山積しているが、高橋さんをはじめスタッフのモチベーションは高い。体験学習でマストに登った子どもの笑顔、年末恒例の幻想的な復元船イルミネーション…。先行きは不透明な部分も多いが、必ず取り戻す。

太平洋の彼方を目指し、1613年10月28日に出帆したサン・ファン・バウティスタ号。2013年にはちょうど400年の記念すべき年を迎える。休館中のサン・ファン館の入り口には、10月のイベントでも使われた復興のマーク「乗り越えよう!共に」が高々と掲げられている。(取材:2012年2月3日)

 
追記:宮城県慶長使節船ミュージアム サン・ファン館は、2013年11月3日(日)に再開館しました。
 





             

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