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マリンピア松島水族館

松島の地で創業して84年、ここまでの被害は思ってもみなかった。ポンプの破損、生き物たちの受難…。いくつもの危機が水族館を襲ったが、日ごろの備えとチームワークで乗り切り、GW前のスピード再開を果たした。(取材:2012年2月28日)

地図
マリンピア松島水族館
マリンピア松島水族館
http://www.marinepia.co.jp/
所在:宮城県松島町
開館:1927(昭和2)年開館。現在の本館は1974(昭和49)年建築。
フロア:本館は地上3階。ペンギンやビーバーの展示は外のマリン広場。
震源からの距離:160Km
所在地の震度:6弱
震災時の状況:開館中
おもな被害:海水流入でビーバーが6頭中5頭が死亡。マンボウやクラゲも死亡。津波により泥が堆積したが、建物は無事。
再開:2011年4月23日(土)に再オープン。
開業は昭和2年
仙台駅から松島海岸駅までJR仙石線で40分弱。マリンピア松島水族館は、ホームから見えるほどすぐ目の前にある。

開館は昭和2年(1927年)。リンドバーグが大西洋を飛んだ年から営業を続けている水族館だ。ちなみに日本最古の水族館は1913年開館の魚津水族館(富山県)だが、こちらは場所を移転しているため、同じ場所で営業を続けている水族館としては、マリンピア松島が日本最古となる。

館内は7種のペンギンが生息するペンギンランドをはじめ、ビーバーやマンボウなどの人気者も展示。園内を一周するモノレール、アシカショーのステージ、餌付け体験のふれあいイベントなど、小さな子供連れでも楽しめるアットホームな水族館は、松島観光の定番ともいえる存在であった。

泥まみれの水族館
「駅が崩れるのではないかと思った」というのは、企画・広報室長の西條博也さん。被災した時は移動中で、ちょうど仙台駅にいる時だった。

駅が封鎖されたので屋上に駐車していた車が使えなくなり、水族館までの足がない。情報は断片的にしか伝わらず、スタッフの無事を確認することで精一杯だったという。

震災時の来館者は20~30人、スタッフも20人弱。津波警報が出されたため、全員ですぐ近くの高台に避難した。あたり一面に真っ黒な泥水が浸水し、海岸の浮桟橋や観光船もほとんどが流出してしまった。

西條さんが水族館にたどり着いたのは、2日後の3月13日。水族館の裏側道路にはヨットハーバーから流れてきた船が横転、園内には厚く泥が堆積し、各所から流れてきた漂流物が散乱していた。文字どおり、どこから手をつければ良いか分からない惨状である。





             

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