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岩手県立水産科学館 ウォリヤス
水槽は揺れでずれてしまった
水槽は揺れでずれてしまった

「未来へのメッセージボード」に最初に書かれたメッセージ
「未来へのメッセージボード」に最初に書かれたメッセージ

中沢浜貝塚(陸前高田市)の地層標本は、水産科学館のみとなってしまった
中沢浜貝塚(陸前高田市)の地層標本は、水産科学館のみとなってしまった

岩手県と津波の関わりを紹介するコーナー
岩手県と津波の関わりを紹介するコーナー



はじめての来館者
被災者への対応もあって、震災当日から3月22日までは24時間体制で常駐(夜間は田老出身で実家を津波で流されている梶山さんが1名で対応)。以後も大きな余震が来るたびに夜間も出勤し、落下物などを確認した。平時なら毎週月曜は休館日だが、避難者対応、情報提供、トイレ提供等の便宜のため4月11日までは休館無しで開け続けた。

被災者対応で開けていた館に、通常の来館者がはじめて訪れたのは3月30日。来館者は親子連れだった。「たとえ一時でも非常な現実から逃れ、子どもにいつもの時間を与えてあげたいと思ったのではないでしょうか」(梶山さん)。

梶山さんは、そうした人たちの思いを書き込んでもらう「未来へのメッセージボード」を、玄関前に張り出した。

最初に書かれたメッセージは、5月1日。「しばらくぶりで家族5人で散歩しました。苦しい時を乗り越えて、未来へ進んでいきます。子供達を守るために」とある。


一つだけになった地層標本
岩手県の沿岸には同種の施設がいくつかあるが、どこも大きな被害を受けている。多くの職員が亡くなった陸前高田市「海と貝のミュージアム」。山田町「鯨と海の科学館」も大破。震源からかなり離れた久慈市「もぐらんぴあ(地下水族科学館)」も壊滅した、

県内には中沢浜貝塚(陸前高田市)の地方標本(レプリカ)が3カ所にあったが、他の2カ所が被災したため、水産科学館に残る1点だけになってしまった。「私たちは残された館ですから、その使命も大きいと思っています」(梶山さん)。

水産科学館には岩手県と津波との関わりを紹介するコーナーが以前からあるが、震災を機に拡充予定。パネルを中心により広範な内容を展示する計画も進めている。





             

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