潮流・下関～2020～

下関市出身または下関を活動拠点として制作してきた作家をピックアップする「潮流・下関」では、石山義秀、伊東丈年、中原麻貴の3人の作家に注目します。日本画や洋画、彫刻など分野の異なる、また世代の違う作家たちのこれまでの歩みをたどり、下関という場所が、制作にどのような影響を与えてきたかを問いかけます。特に作家のターニングポイントになった作品、試行錯誤や制作の過程がわかるスケッチなど、各作家の代表作に限定しない作品を選定することで、各人の制作活動の歩みをご覧に入れます。 表現者と美術館が共同で作り上げる本企画によって、歴史ある町下関から新たな芸術を発信し、将来の文化の発展を目指します。各作家の競演によって、皆様に今の下関の〈潮流〉を体感していただきます。