タンザニア発 ティンガティンガ・アートのいま
ティンガティンガ・アートは1960年代末にアフリカのタンザニアで生まれた絵画様式。その名前は、創始者のエドワード・サイディ・ティンガティンガ(1932-1972)に由来します。当時、観光客が土産に買い求める絵のほとんどが、コンゴで描かれたものだったことに疑問を持ったティンガティンガが、60✕60㎝の建築用合板にエナメルペンキで、タンザニアの野生動物と植物が織りなす自然の風景を描いたのが始まりでした。ティンガティンガの死後、血縁関係にある弟子達が中心となって、彼の作風や精神を受け継ぎ、ティンガティンガ・アートを継続しました。描写方法やスタイルが枝分かれしてきた現在でも、6色のペンキを使って描くシンプルな作風は変わらず、動物や自然、人々の日々の暮らしが色彩豊かに描き出されています。
ところで、大阪府第3位の人口を擁する東大阪市は、大阪府で2番目に外国人の方が多く暮らすまちでもあります。1970年代から近年に及ぶ作品から、ティンガティンガ・アートの広がりを展観することをとおして、タンザニアも文化に触れるきっかけとなれば幸いです。
【関連イベント】
《ワークショップ「アフリカンコースターをつくろう」》
ティンガティンガ・アートの技法により、水性ペンキで動物を描き、オリジナルコースターをつくります。
○2022年12月3日(土) ①11:00-12:00 ②14:00-15:00
○中島文子(株式会社バラカ)
○小学生以上(小学生は保護者の方とご参加ください)
○東大阪市民美術センター会議室
○各回10人/500円
○往復ハガキにイベント名、日時、住所、参加全員の氏名・年齢(学生)、電話番号を記入し、ハガキ1枚につき1組申込み。もしくは、専用フォームから申込み。専用フォームはこちら
○締切:2022年11月13日(日)必着
【主催/協力】
主催:東大阪市民美術センター(指定管理者 東大阪花園活性化マネジメント共同体 HOS株式会社)
協力:株式会社バラカ
※この事業は、「東大阪市第3次文化政策ビジョン:②文化施設の公共的役割の徹底(東大阪市文化振興条例第8条)」に基づき実施しています。