特別企画展「湯吞茶碗-日本人がこよなく愛したやきもの」

    滋賀県立陶芸の森 陶芸館 | 滋賀県

     お茶でほっと一息つきたいそんな時に手にする「湯呑茶碗」は、私たち日本人に最も親しみのある〈やきもの〉のひとつです。とくに個人用として楽しまれてきた「湯呑茶碗」や「夫婦茶碗」の存在は、日本人独特の生活文化を象徴するモノといえるでしょう。   「湯呑茶碗」のはじまりは江戸時代後期、文化年間(1804-1818)末頃と考えられています。当時の風俗を記した『守貞謾稿(もりさだまんこう)』 によれば、飯茶碗などほかの茶碗と区別するため、お茶を飲むやや小振りで縦長の個人専用の茶碗を、「湯飲(ゆのみ)」と呼び分けたようです。その後、飲茶の大衆化とともに大正・昭和時代前期にかけて定着してゆきました。  なかでも日本各地の名所や名物を意匠にした、地域性豊かな「湯呑茶碗」は土産物として好評を博したようです。本展では明治時代末から昭和時代前期に蒐集された当館の〈坂口恭逸(さかぐちきょういつ)湯呑茶碗コレクション〉から、旅の思い出として愛用されてきた「湯呑茶碗」を各地の名菓や近江特産のお茶とともに紹介します。旅情豊かな「湯吞茶碗」で、ちょっと昔の旅気分を満喫してみませんか。
    会期
    2023年3月11日(土)〜6月25日(日)
    会期終了
    開館時間
    9時30分~17時(入館は16時30分まで)
    料金
    一般:550円(440円)/高大生:410円(330円)/中学生以下 無料 ※( )内は20人以上の団体料金
    休館日 毎週月曜日
    観覧時間の目安 60分
    公式サイト https://www.sccp.jp/exhibitions/15940/
    会場
    滋賀県立陶芸の森 陶芸館
    住所
    〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
    0748-83-0909
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