今こそ寺子屋に学べ!「江戸の学び -教育爆発の時代-」展

    【2025年度中まで全館休館予定】東京都江戸東京博物館 | 東京都

     江戸時代、寺子屋の広汎な普及がみられ、庶民の読み・書きの能力は、世界に類を見ないほど高度に発展していました。寺子屋では、現在行われているような一斉授業はみられず、子供たち個々の能力や必要性に応じた個別の学習カリキュラムが組まれており、こうした個別指導によって、基礎的な読み書き能力が向上し、文字が日常の生活に不可欠なものとして浸透していきました。  文字の普及は、社会に大きな変化をもたらしました。帳簿の作成から宣伝文の作成など社会の運営や商売の上でも文字は不可欠の存在となり、カルタや双六などといった子供たちの遊びの世界にも文字は不可欠の存在となっていきます。また様々なジャンルの小説を書く人とこれを読む人々、俳句や川柳を詠み楽しむ人々、和算の難問に魅せられた人々等々、文字を使った文化が発展しました。このように文字の読み書き能力の向上は、学びを楽しむ独特の文化を創り上げていきましたが、それらの多くは、近代化の過程で遅れたもの、あるいは月並みなものとして否定されたり、忘れ去られたりしました。そして漸く迎えつつある生涯学習社会とは、江戸時代がかつてそうであったように、生活のなかに学ぶ楽しむ文化を取り戻すことに他なりません。  明治維新以降急速に発達した学歴主義は、江戸時代の武士身分のなかにその原型を見いだすことができます。  この展覧会では、江戸の子どもたちの学習風景はもとより、文字を楽しむ人々や勉強に励む武士など、江戸時代の教育の実態を、絵画や古文書など数多くの資料によってさまざまな角度からわかりやすく紹介します。
    会期
    2006年2月18日(土)〜3月26日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:30
    ※入館は閉館の30分前まで。
    料金
    企画展専用券:一般1000円、大学・専門学校生800円、小・中学生・高校生・65歳以上500円 企画展・常設展共通券:一般1280円、大学・専門学校生1020円、中学生(都外)・高校生・・65歳以上640円 ※次の場合は観覧料が無料です。未就学児童、身体障害者、愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)。 ※小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展観覧料は無料なので共通券はありません。
    休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日、大相撲東京場所開催中は開館)
    会場
    【2025年度中まで全館休館予定】東京都江戸東京博物館
    住所
    〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
    03-3626-9974(代表)
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