「長谷川等伯展～久蔵の国宝【桜図】特別公開～」

　当館では、桃山時代に京都で活躍した長谷川等伯の郷里にある美術館として、平成8年度より毎年「長谷川等伯シリーズ展」を開催し、広く弟子たちの作品も紹介してきました。 　さて、その弟子たちの中にあって後継者として実力を高く評価されながらも、26歳という若さでこの世を去ったのが、七尾生まれの長男・久蔵です。平成20年は、その久蔵の生誕440年にあたります。 　そこで、この記念の年に久蔵の代表作で高い人気を誇る国宝【桜図】を特別公開、等伯は元より、宗宅、宗也、左近など、息子たちの作品が七尾に集います。