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大阪歴史博物館 「明治維新150年NHK大河ドラマ特別展「西郷どん」」

撮影・文 [エリアレポーター]白川瑞穂 / 2018年7月27日

西郷隆盛肖像画 石川静正画 大正時代初 油彩 キャンバス 一点 個人蔵

今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」。
物語はいよいよ佳境に入ってきました!みなさんご覧になっていますか。
歴史上の人物の中でも人気が高い西郷隆盛を、林真理子さんが新しい解釈を加えて小説にした原作をもとに作られている平成最後の大河ドラマですね。

知っているようで実は知らなかった西郷隆盛の人物像を、このドラマを軸に浮き彫りにするこの展覧会、東京からの巡回でいよいよ大阪にやってきました!
西郷や周辺の人々にまつわる貴重な展示の中には、本邦初公開の資料も。
ドラマファン、歴史ファン注目の展覧会です。

展示のはじまりは、西郷が西郷どんになるまでの時代から。
西郷を重用した島津家の大鎧が威厳たっぷりに鎮座しています。


伝島津斉彬所用 紫糸威鎧 江戸時代 一領 京都国立博物館

何箇所にも島津の家紋があしらわれた、平安・鎌倉時代の復古調の大鎧から、島津の栄光と威厳が伝わります。

徳川将軍家への輿入れの際、西郷が奔走した篤姫(天璋院 島津斉彬の養女)の婚礼道具のひとつ、貝合わせ道具や、


天璋院所用 貝合道具(黒塗桐鳳凰文蒔絵 貝桶 貝桶台 合貝)一具 江戸時代 19世紀 東京都江戸東京博物館 展示期間:7/28(土)~8/6(月)+9/5(水)~9/17(月)

天璋院所用の染織品は、目を奪われる美しさで展示に華を添えています。


左:天璋院所用 掛袱紗(萌黄繻子地稲藁 菊に雀文様)一枚 江戸時代 19世紀 公益財団法人徳川記念財団
右:天璋院所用 堤帯(四ッ花菱牡丹尾長鳥文様)一条 江戸時代 19世紀 公益財団法人徳川記念財団 左右ともに展示期間:7/28(土)~8/20(月)

西郷本人は三回の結婚をしましたが、二度目の妻である愛加那への手紙は本邦初公開。
留学中の息子や愛加那と島で暮らす娘を思う父親の顔を見せており、事情によって離れて暮らす家族への愛情に溢れた西郷の人柄を垣間見ることができます。


(上から二番目)愛加那宛 西郷隆盛書状 明治6年(1873)一月十八日付 一通 持留製油株式会社

「天が人も我も同一に愛すると同様に、我を愛する心を以って人を愛する」という西郷の座右の銘、「敬天愛人」の思想は、沖永良部遠島の時代に形成されたと考えられています。
西郷直筆の書が残されており、伸びやかな字体が彼の人となりを想像させます。


書 「敬天愛人」 西郷隆盛筆 明治七~八年(1874〜1875) 紙本墨書 一幅 鹿児島市立美術館 展示期間:7/28(土)~8/20(月)

内覧会の最後には、島津久光役の俳優、青木崇高さんが登場され、会場は大いに盛り上がりました!
「国父さま」として、個性豊かなキャラクターがネットやSNSでも大人気!

西郷の人物像をさらに際立たせる重要な役どころとして久光を演じるにあたり、久光について、西郷について、資料をたくさんお調べになったことや、実際に演じてみて感じたことなどを、さすが大阪出身、笑いを交えながらの軽妙なトークで気さくに熱く語ってくださいました。

今回の会場で、ドラマにも出てくる久光行列の毛槍の実物を見て感無量だったとのこと。



久光も西郷も、お互いに人としては好きではないものの、認め合う部分があるからこその関係性の面白さ、嫌いだけど憎めない、現代でも現実に存在する人間らしい間柄を表現していきたいとおっしゃっていました。 これからの展開もとても楽しみです!

もちろんドラマの視聴者ではなくても十二分に楽しめますが、これまでのストーリーを振り返りながら、また、西郷どんや周囲の人々に想いを馳せながら見ると何倍にも楽しめる展示になっています。
西郷どんの魅力満載の展覧会、夏休みにぜひお出かけください!



会場大阪歴史博物館
開催期間2018年7月28日(土)~9月17日(月・祝)
休館日火曜日 ※ただし8月14日(火)は開館
開館時間9:30~17:00(会期中の金曜日は20:00まで) ※入館は閉館30分前まで
所在地大阪府大阪市中央区大手前4-1-32
06-6946-5728
HP : http://www.mus-his.city.osaka.jp
料金一般 1,300円、高校生・大学生 900円
展覧会詳細へ 「NHK大河ドラマ特別展 西郷どん」詳細情報
エリアレポーターのご紹介
白川瑞穂 白川瑞穂
関西在住の会社員です。学生の頃から美術鑑賞が趣味で、関西を中心に、色々なジャンルのミュージアムに出かけています。観た展示を一般人目線でお伝えしていきます。

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