インターネットミュージアム
美術館・博物館・イベント・展覧会 インターネットミュージアム
  インターネットミュージアム  >  エリアレポート  >  画業50年“突破”記念 永井GO展

大阪文化館・天保山(海遊館となり)「画業50年‟突破”記念 永井GO展」

文 [エリアレポーター]カワタユカリ / 2018年9月7日
画業50年“突破”記念の展覧会が開催されました。突破記念⁉そんな勢い衰えないタイトルを掲げているのは、・・・漫画家永井豪さんです。

のっけからドキッとさせられます。開会式での永井さんの挨拶。
「デビュー前から色んなジャンルに対応できるよう努力しています。」
(今も現役の漫画家なら当然かもしれませんが)50年を振り返ることよりも、今以上を我々に誓う宣言にも聞こえます。なんというパワー。永井豪さんはなにもの?


©1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reserved.
会場は約600点もの原画、資料、そして永井さんの仕事机が再現されているコーナーなど、圧巻です。

私自身は、漫画ではなく「ドロロンえん魔くん」「キューティーハニー」「デビルマン」・・・とアニメで永井作品に接していました。

そんな方も多いかもしれません。このタイトルを見ただけで、(同世代の方なら)蘇るものがあるのではないでしょうか。そして、こんなに多くアニメ化された=(イコール)漫画が絶大な支持を得ていたと、再認識させられます。

石森章太郎のアシスタントを経て、昭和42年「目明しポリ吉」でデビュー。それ以降、ほぼ連載がとぎれていないそうです。

「ハレンチ学園」で社会現象を起こし、ストーリーマンガを確立させるために全力を注いだ「デビルマン」、そしてロボットマンガの元祖ともいえる「マジンガーZ」と数々の作品で旋風を巻き起こしてきました。

今回の展覧会では、彼の作品を「鬼と悪魔」「ヒーロー、ヒロイン」「ギャグ」「ロボット」と大きく4つのジャンルに分けて展示しています。


©1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reserved.


©1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reserved.

それぞれの原画を見ていると、原色が目につきます。
そういえば昔、漫画雑誌は、こんな色遣いだったかも…そんなことを思い出します。
現在の日本では、すっかり「kawaii」カルチャーが定着し、子供の頃に親しんだサンリオキャラクターさえも、パステルカラーで仕様がすっかり変わっています。

印刷技術の進化も一因かと思いますが、70年代、80年代は、原色が似合うギラギラした時代だったのかもしれません。
この秋以降、美術館では80年代にスポットをあてた現代美術展がいくつか開催されるようです。

80年代を改めて意識することで、今展で感じたことがリンクしていくような気がします。永井作品を堪能するだけでなく、時代を振り返ることのできる展覧会です。


©1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reserved.

「歴史、神話やファンタジーと新たな分野に挑戦したい」と永井さんは言います。50年という節目は更なるステップのための土台となるのでしょう。
熱く語る言葉と、目の前にいる永井さんの優しく気負いのない雰囲気がミスマッチで、それが余計に「永井豪」を知りたいという気にさせていきます。

永井先生、ずるいです!


©1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reserved.


©1967-2018 Go Nagai/Dynamic Production All Rights Reserved.

会場大阪文化館・天保山(海遊館となり)
開催期間2018年9月8日(土)~9月24日(月・振休)
休館日会期中無休
開館時間10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
所在地大阪府大阪市港区海岸通1-5-10
06-6586-3911
HP : https://nagai50ten.com/
料金一般 1,500円、大学・高校生 900円、中学・小学生 500円
展覧会詳細へ 「画業50年‟突破”記念 永井GO展」 詳細情報
エリアレポーターのご紹介
カワタユカリ カワタユカリ
美術館、ギャラリーと飛び回っています。感覚人間なので、直感でふらーと展覧会をみていますが、塵も積もれば山となると思えるようなおもしろい視点で感想をお伝えしていきたいです。どうぞお付き合いお願いいたします。

エリアレポーター募集中!
あなたの目線でミュージアムや展覧会をレポートしてみませんか?

取材レポート
東京都美術館「クリムト展 ウィーンと日本
クリムト展
「横手市増田まんが美術館」がリニューアル'
増田まんが美術館
国立新美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」
ウィーン・モダン
国立新美術館「クリスチャン・ボルタンスキー ― Lifetime」
ボルタンスキー展
山種美術館「【山種美術館 広尾開館10周年記念特別展】生誕125年記念 速水御舟」
速水御舟展
鎌倉文学館「三島由紀夫「豊饒の海」のススメ」'
豊饒の海のススメ
太田記念美術館「江戸の凸凹
江戸の凸凹
東京都江戸東京博物館「発掘された日本列島2019」'
発掘された日本列島
ホキ美術館「スペインの現代写実絵画
スペインの現代写実
東京都庭園美術館「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」'
キスリング展
日本科学未来館「企画展「マンモス展」 その「生命」は蘇るのか」'
マンモス展
ちひろ美術館・東京「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」'
ショーン・タン展
Bunkamura
バレルcol.
根津美術館「はじめての古美術鑑賞
絵画のテーマ
国立新美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」
[エリアレポート]
ウィーン・モダン
豊田市美術館「世界を開くのは誰だ?」
[エリアレポート]
世界を開くのは
MIHO MUSEUM (ミホミュージアム)「謎の蒔絵師 永田友治」
[エリアレポート]
「永田友治」展
あべのハルカス美術館「クマのプーさん展」
[エリアレポート]
クマのプーさん展
第3回 インターネットミュージアム検定
ミュージアグッズのオンラインショップ ミュコレ
2019年の展覧会予定(東京・名古屋・大阪 近郊)
皇室がご覧になった展覧会 博物館・美術館の情報
テレビでミュージアム 博物館・美術館の情報
エリアレポート(読者による取材記事) 博物館・美術館の情報
ニュース
一覧
東日本大震災・ミュージアム関連情報サイト MUSEUM ACTION
イベント検索ランキング
特別展 「恐竜博 2019」 ハプスブルク展−600年にわたる帝国コレクションの歴史 松方コレクション展 ゴッホ展
唐三彩 ― シルクロードの至宝 ― メスキータ展 特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」 MINIATURE LIFE展 ~ 田中達也 見立ての世界 ~
博物館・美術館検索
ミュージアム干支コレクションアワード 干支コレクションアワード「猪」
グランプリは「ペッカリー(ヘソイノシシ)象形土偶」でした
ミュージアムキャラクターアワード2018 ミュージアムキャラクターアワード
2018、グランプリは
「雷切丸くん」でした
人気の展覧会 ブログパーツ アクセス数が多い展覧会を地域別にご紹介、ご自由にどうぞ。
刀剣乱舞(とうらぶ)に登場する刀たち 「刀剣乱舞-ONLINE-」に実装された刀、IM取材分をまとめました。
パートナーサイト 関連リンク集

             

博物館、美術館、展覧会の情報登録
博物館、美術館、展覧会に最適。広告のお問い合わせ
インターネットミュージアムへのお問い合わせ

Copyright(C)1996-2019 Internet Museum Office. All Rights Reserved.
ミュージアム・博物館・美術館の情報サイト[インターネットミュージアム]は、丹青グループが運営しています
協力/ (株)丹青研究所 、編集・制作/ (株)丹青社