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練馬区立美術館「くもんの子ども浮世絵コレクション 遊べる浮世絵展」

文 [エリアレポーター]コロコロ / 2019年4月29日


くもんと浮世絵? 以前から浮世絵の制作方法などを調べると、くもんの子ども浮世絵ミュージアムが登場するので不思議に思っていました。

公文教育研究会では、子どもの文化の研究のために浮世絵を1986年から収集を始めました。
きっかけは、フランスの歴史学者フィリップ・アリエスの絵画資料を用いた中世ヨーロッパにおける子ども研究に触発されたそうです。現在、3200点に及びます。

今回の展示では、子どもの遊びをテーマに、子どものかわいらしさや、いかに大切にされてきたかを伝えます。

子供も大人も楽しめる展示

1階はプロローグ。浮世絵に関する紹介がされています。
どんな種類があるのかなど、赤い枠のパネルで解説しているので注目です。



人型のほおずきも心強い案内役です。
動物や植物を擬人化しユーモラスに描いている浮世絵もあるので探してみて下さい。



何を話しているのか、耳を傾けてみましょう。
3階の一室には、ずらりと12ヶ月の行事を描いた浮世絵が並び、一枚一枚に解説があって壮観です。

今回は子どもと一緒に、大人も江戸時代の季節の行事を理解するチャンス。お見逃しなく!



神経衰弱のような遊び「貝あわせ」



左は、貝合わせという遊びを描いた《絵》です。
はまぐりを伏せて、ひっくり返し、同じ絵を合わせます。
今の神経衰弱と同じような遊び方です。

右はその道具で、桶の中に100枚ずつの貝が入っています。
花鳥や宝尽くしなどが描かれ春蘭豪華。
これだけの数がそろい、保存状態のよいものは、珍しいそう。

立体模型を組み立てる組上絵

切ったり貼ったりして組み立てる紙工作、「組上絵」が子どもに人気でした。



左が作る前、右が組み立てたものです。実際に作ると大人でも難しいものもあるそう。
作画の段階の単純ミスもあるようです。
この鎧甲は、左腕が3枚、右腕が1枚となっていて、組み立ててみると右腕の裏がないのがわかりますか?
毎週日曜日には浮世絵のコピーで工作するイベントもあります。

子は宝 病気から守る知恵

この時代「7つまでは神のうち」と言われ、子の命は儚いものでした。
そのため予防の役目をするおまじないの版画が流布しました。
赤い絵は、疱瘡絵と言われ、疱瘡にかからないようにするための札のようなものです。



赤は疫病や魔が嫌う色とされており、室内に貼っていたようです。
右は、羽子板と毬が赤で描かれており、赤絵とも言われます。
左の鍾馗様は、子どもを病魔から守ってくれる護符として描かれました。

今も昔も変わらない子どもたち



昔から、子宝と言われるように愛情を受け、子どもたちは大切にされてきました。
そして、今も昔も、子どもの遊びや学びには共通点があります。
かつて子どもだった大人と、今を生きる子供の好奇心は江戸時代につながっています。


会場練馬区立美術館
開催期間2019年4月28日(日)~6月9日(日)
休館日月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
開館時間10:00~18:00(入館は、原則として17:30まで)
所在地東京都練馬区貫井1-36-16
03-3577-1821
HP : https://neribun.or.jp/museum/
料金一般 1,000円、高大生・65~74歳 800円、中学生以下・75歳以上は無料
展覧会詳細へ 「くもんの子ども浮世絵コレクション 遊べる浮世絵展」詳細情報
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