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岡山芸術交流2019 「IF THE SNAKEもし蛇が」

文 [エリアレポーター]カワタユカリ / 2019年9月26日
岡山芸術交流2019「IF THE SNAKEもし蛇が」が開催中です。
3年ごとの国際現代美術展。2016年に続き2回目となります。
今年は、旧内山下小学校、岡山県天神山プラザ、岡山市立オリエント美術館など、岡山城・岡山後楽園周辺エリア等に、9ヵ国18組の世界トップクラスの現代美術作家たちが参加しています。

ジョン・ジェラード《アフリカツメガエル(宇宙実験室)》2017


パメラ・ローゼンクランツ《皮膜のプール(オロモム)》2019

約40点の作品は、生温い私の身体をピリッとさせてくれます。
作品からは、「新しい生命とテクノロジー」「見えるものと見えないものの関係」「時間の概念」「流動性」などのキーワードが見えます。
印象に残った作品の一つに、フェルナンド・オルテガの《無題》がありました。

フェルナンド・オルテガ《無題》2003

メイン会場の旧内山下小学校の体育館で、タレク・アトウィの《ワイルドなシンセ》という作品に夢中になっていた時、パッと照明が消えました。
数秒で点灯したので、誰かが間違えてスイッチ消した?

なんて思っていたら、実はこれが作品だったのです。天井には誘蛾灯。そこに虫が入る、
つまりその虫が死ぬと、体育館を照らす灯が数秒ほどで消える仕組みになっています。

虫の死へのリスペクトを表現していると同時に、偶然性、そしてハイスピードに動く世の中で少し待つことを通して時間を意識させるというもの。偶然にも消灯の瞬間を体験できたことは作品への愛着を膨らませたのでした。


タレク・アトウィ《ワイルドなシンセ》2019


ポール・チャン《トリオソフィア》2016

それぞれの作品を堪能したら、ぜひ図録を手にしてみてください。掲載されている展覧会についての解説であり、小説のような文章は、謎解きのごとく作品たちの繋がりを教えてくれます。
そして展覧会全体が1つになり頭の中で組み上がります。
もう一度作品に会いたくなりました。


ピーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス《よりよく働くために》

街には2016年の展示の際に設置されたリアム・ギリックや、ピーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイスの作品が常設展示として溶け込んでいます。
その様子は、これからも岡山芸術交流が続くことを確信させ、今回以上の期待を抱かせるものとなっています。

じゃあ、また3年後に、岡山!


アートで火照った気持ちを落ち着かせてくれる美しい景色も楽しんでください。


会場旧内山下小学校、旧福岡醤油建物、岡山県天神山文化プラザ、岡山市立オリエント美術館、岡山城、シネマ・クレール丸の内、林原美術館ほか
開催期間2019年9月27日(金)~2019年11月24日(日)
休館日月曜日(10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は、翌日の火曜日休館)
開館時間9:00~17:00(最終日は16:30まで)
所在地(岡山芸術交流 実行委員会 事務局)岡山市北区丸の内2-1-1
086-221-0033
HP : https://www.okayamaartsummit.jp/2019/
料金一般 1,800円、一般(県民)1,500円、学生 1,000円、シルバー 1,300円
エリアレポーターのご紹介
カワタユカリ カワタユカリ
美術館、ギャラリーと飛び回っています。感覚人間なので、直感でふらーと展覧会をみていますが、塵も積もれば山となると思えるようなおもしろい視点で感想をお伝えしていきたいです。どうぞお付き合いお願いいたします。

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