インターネットミュージアム
美術館・博物館・イベント・展覧会 インターネットミュージアム
  インターネットミュージアム  >  エリアレポート  >  MIHO MUSEUM「和ガラスの美を求めて ― 瓶泥舎コレクション ―」

MIHO MUSEUM「和ガラスの美を求めて ― 瓶泥舎コレクション ―」

撮影・文 [エリアレポーター]胤森由梨 / 2017年3月17日
こんなガラス見たことない!COOLな江戸の職人芸

ポルトガル語vidroに由来する、江戸時代のガラス「びいどろ」。長崎の出島にもたらされたのをきっかけに、職人たちがそれをまねてつくるようになったのが始まりです。

この展覧会は、2011年に松山の道後温泉に開館した「瓶泥舎(びんでいしゃ)びいどろ・ぎやまん・ガラス美術館」の大藤範里氏が50年にわたり収集してきたコレクションをもとに構成されています。

「最も美しいガラスを探す」ということを大義とし、数多くのガラス細工を収集されてきた大藤さんに倣って、私もお気に入りの一品を探してみました。

《型吹き青色木瓜形皿》江戸時代 1711-1781

まずはこちら。こんなに綺麗な発色で、かつデザイン性に優れたお皿が江戸時代にあったなんて、と驚きを隠せません。

《型吹き菊形向付 十口》江戸時代 1711-1781

続いてこちら。このガラス、透明に見えますが、少し黄緑色がかっています。

菊の花をイメージして作られたこのガラスは、花びらの数が11枚になっているのですが、奇数の花びらを形にするのはとても難しいそうです。

《切子蓋茶碗 十合》江戸時代~明治時代前期 1844-1887

こちらの一品は使うのが勿体無いくらい綺麗な細工が施された切子の茶碗です。

蓋を開けるのでさえ緊張しそうです。

《雛道具 切子栓付瓶入り提重一式》江戸時代~明治時代前期 1844-1887

あれ?写真が小さくなった?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

こちら雛道具なんです。サイズはなんと、高さ約20センチ。

「提重」(さげじゅう)とは、4~5人分の酒の肴を入れる重箱のことで、お酒を飲むための器も一緒に入っています。観劇やお花見、紅葉狩りなど、行楽シーズンに大活躍していたそうです。

それをこのサイズで再現する江戸時代の技術、すごいですよね。

《雛道具 吹きガラス食器 十点》江戸時代 1760-1868

こちらも先程ご紹介した雛道具同様、ミニサイズのガラス食器たちです。

一番背の高いものでなんと10センチです。吹きガラスは熱が冷めてから口の部分が整えられます。このガラス食器には一体どれほどの技術が詰まっているのでしょうか。


こちらは展覧会風景です。カラフルなガラス食器がズラーっと並んでいます。


こちらは雛道具の展示されているコーナーの展覧会風景です。何が置かれているのかわからないほど小さい雛道具を、みんな目を凝らしてじっくり見ています。

この展覧会では全部で190点ものガラスコレクションが展示されているので、あなたのお気に入りの一品も必ず見つかるはずです。

まずはガラスの美しさを、ぜひ会場でご体感ください。

会場MIHO MUSEUM
開催期間2017年3月18日(土)~6月18日(日)
開館時間10:00 ~ 17:00(入場は16時まで)
所在地滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
0748-82-3411
HP : http://miho.jp
料金大人 1,100円、高大生 800円、小中生 300円
展覧会詳細へ 「和ガラスの美を求めて ― 瓶泥舎コレクション ―」詳細情報
エリアレポーターのご紹介
胤森由梨 胤森由梨
美術が大好きな大学院生です。将来は美術鑑賞に関わる仕事がしたいと思っています。現在、instagram「tanemo0417」「artgram1001」でもアート情報を発信中です!

エリアレポーター募集中!
あなたの目線でミュージアムや展覧会をレポートしてみませんか?

取材レポート
森アーツセンターギャラリー「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」
新・北斎展
日本科学未来館「企画展「工事中!」~立ち入り禁止!?重機の現場~」'
工事中!
東京都美術館「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」
奇想の系譜展
東京ステーションギャラリー「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」'
アルヴァ・アアルト
国立西洋美術館「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ
ル・コルビュジエ
神奈川県立歴史博物館「屏風をひらけば」
屏風をひらけば
そごう美術館「高野山金剛峯寺襖絵完成記念 千住博展 日本の美を極め、世界の美を拓く」'
千住博展
埼玉県立近代美術館「インポッシブル・アーキテクチャー」
インポッシブル
東京国立博物館「特別展 御即位30年記念 両陛下と文化交流 ― 日本美を伝える ―」
両陛下と文化交流
森美術館「六本木クロッシング2019展:つないでみる」
六本木クロッシング
根津美術館「ほとけをめぐる花の美術」
ほとけをめぐる
出光美術館「染付 ― 世界に花咲く青のうつわ」
染付
太田記念美術館「小原古邨」
小原古邨
世田谷文学館「ヒグチユウコ展 CIRCUS(サーカス)」
ヒグチユウコ展
Bunkamura ザ・ミュージアム「クマのプーさん展」
クマのプーさん展
東京都庭園美術館「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟」'
岡上淑子
サントリー美術館「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」
河鍋暁斎
原美術館「「ソフィ カル ― 限局性激痛」原美術館コレクションより」
ソフィ カル
アーツ前橋「闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930s-2010s」
闇に刻む光
静岡市美術館「起点としての80年代」
起点としての80年代
細見美術館「石本藤雄展 マリメッコの花から陶の実へ ―琳派との対話―」
[エリアレポート]
石本藤雄展
大阪市立美術館「フェルメール展」
[エリアレポート]
フェルメール展
国立国際美術館「クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime」
[エリアレポート]
ボルタンスキー展
練馬区立美術館「ラリック・エレガンス 宝飾とガラスのモダニティ-ユニマットコレクション-」
[エリアレポート]
ラリックエレガンス
第3回 インターネットミュージアム検定
ミュージアグッズのオンラインショップ ミュコレ
2019年の展覧会予定(東京・名古屋・大阪 近郊)
皇室がご覧になった展覧会 博物館・美術館の情報
テレビでミュージアム 博物館・美術館の情報
エリアレポート(読者による取材記事) 博物館・美術館の情報
ニュース
一覧
東日本大震災・ミュージアム関連情報サイト MUSEUM ACTION
イベント検索ランキング
「不思議の国のアリス展」神戸展 アルヴァ・アアルト もうひとつの自然 フェルメール展 特別展 御即位30年記念 両陛下と文化交流 ― 日本美を伝える ―
新・北斎展 HOKUSAI UPDATED ラファエル前派の軌跡 展 ギュスターヴ・モロー 展 ー サロメと宿命の女たち ー 福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ
博物館・美術館検索
ミュージアム干支コレクションアワード 干支コレクションアワード「猪」
グランプリは「ペッカリー(ヘソイノシシ)象形土偶」でした
ミュージアムキャラクターアワード2018 ミュージアムキャラクターアワード
2018、グランプリは
「雷切丸くん」でした
人気の展覧会 ブログパーツ アクセス数が多い展覧会を地域別にご紹介、ご自由にどうぞ。
刀剣乱舞(とうらぶ)に登場する刀たち 「刀剣乱舞-ONLINE-」に実装された刀、IM取材分をまとめました。
パートナーサイト 関連リンク集

             

博物館、美術館、展覧会の情報登録
博物館、美術館、展覧会に最適。広告のお問い合わせ
インターネットミュージアムへのお問い合わせ

Copyright(C)1996-2019 Internet Museum Office. All Rights Reserved.
ミュージアム・博物館・美術館の情報サイト[インターネットミュージアム]は、丹青グループが運営しています
協力/ (株)丹青研究所 、編集・制作/ (株)丹青社