もうひとりの太郎

    岡本太郎記念館 | 東京都

    抽象度の高い造形と激しい原色の色使い。裸婦もなければ静物もない。岡本太郎は写実的な絵は描かなかった。それが岡本絵画に対する一般的なイメージだろう。もちろんぼくもそうだった。戦時中や親族知人のデスマスクなど、特殊なケースを除いて太郎に写実画は存在しない。そう考えていた。実際、敏子も「岡本太郎に自画像はない」と言っていたのだ。だが昨年、目を見張るデッサンがひょっこり出てきた。明らかに上野毛時代の太郎と敏子だ。敏子さえ忘れていた60年前の、そしておそらく唯ひとつの自画像。そして彼女を知る者ほどその描写力に驚く若き日の敏子。いずれも岡本絵画のイメージとは真逆の、静かでやさしい表情をたたえている。本展はそうした身近な人の表情を書き留めた写実的な絵を一堂に会したものだ。人に見せるために描いたものはない。ここにはぼくたちの知らなかったもうひとりの太郎がいる。まぎれもなくそれも太郎なのだ。岡本太郎記念館 館長 平野暁臣)
    会期
    2011年6月29日(水)〜10月23日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(入館は17:30まで)
    公式サイト http://www.taro-okamoto.or.jp/n-exhibition.html
    会場
    岡本太郎記念館
    住所
    〒107-0062 東京都港区南青山6-1-19
    03-3406-0801
    もうひとりの太郎 のレポート
    0
    岡本太郎 = 写実的?
    岡本太郎といえば、強烈な原色と抽象的な造形。岡本太郎の作品で「写実的な絵画」を想像する人はいないと思います。ところが昨年、今までの岡本太郎のイメージを覆すようなデッサンがひょっこりと見つかりました。
    会場
    会期
    2011年6月29日(水)~10月23日(日)
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