兵庫県香島村(現たつの市)出身の博物学者、故・大上宇市が採集した貝類の標本が、保存されていた米フィラデルフィアの自然科学アカデミーから約100年ぶりに帰郷する。
たつの市の市立埋蔵文化財センターで2011年7月16日(土)から開催される企画展「大上宇市物語-博物学者が見た100年前の郷土-」に出品されるもので、日本では初めての一般公開。
大上は小学校を3年で退学したが、独学で昆虫や植物、地質学などを学び、人生の大半を研究に費やした。県西部と岡山県東部だけに生えている植物・コヤスノキを発見するなど、業績は評価されているものの、地元での知名度は低い。
企画展は、没後70年と県内の小学3・4年生の道徳副読本に掲載されたのを機に企画された。9月25日(日)まで
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毎日jp