幕末に土佐勤王党の首領として活躍した武市半平太が、獄中でしたためた漢詩の掛け軸が、高知市立龍馬の生まれたまち記念館に寄託され、2011年7月14日(木)、同館が発表した。
切腹する前年の元治元年(1864年)ごろ墨書した漢詩。京都に上り、同志と計画を図り、巨奸(悪者)をうって士気が高まっていたところで夢から覚めた。恨み限りなく、夜明けに鶏の鳴き声を聞く-という内容だった。
土佐藩の実権を握っていた元藩主・山内容堂への恨みが、強くうかがえる。7月25日(月)~8月24日(水)、同館で公開される。発信:
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