辛亥革命前夜の清朝末期の政治家、李鴻章を再評価する動きが中国で高まっている。
李鴻章は日清戦争後の下関条約で台湾を日本に割譲したため、以前は「民族の屈辱」の歴史を招いた人物とされていた。
李鴻章は「人材の積極的登用」などを提案した孫文の意見を受け入れなかったことでも知られているが、当時の李鴻章の政策はむしろ中国の実情に即しており、孫文の提案の方が非現実的で、未熟だったと主張する学者も増えている。
李鴻章記念館を訪れる参観者も近年、毎年30%前後で増加。昨年は16万人を超えた。
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msn産経ニュース