米同時多発テロで航空機が突っ込んだニューヨークの世界貿易センタービルの跡地の呼称を、核爆発の爆心地を意味する「グラウンド・ゼロ」から、元の「世界貿易センター」に戻そうとする動きが出ている。
2011年9月6日(火)、ニューヨークのブルームバーグ市長は「もはや『グラウンド・ゼロ』と呼ぶべきではない」「『グラウンド・ゼロ』で起きたことを忘れることは絶対にないが、『世界貿易センターと国立9.11追悼博物館』と呼ぶ時期が来た」と発言した。
ただ、一部の遺族らを中心に「グラウンド・ゼロ」にこだわる人々もおり、ニューヨーク・ポストは「英雄的な活動で殉職した警察官や消防士の居場所をなくすものだ」と批判した。
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毎日jp