2011年11月29日(火)、皇室ゆかりの天台宗般舟院(京都市上京区)が所蔵する重要文化財の仏像2体が9月に一時流出し、京都府警の家宅捜索で発見されていたことが分かった。
仏像2体はともに平安時代の作。
寺の土地と建物が6月に競売にかけられた後に元住職と連絡が取れなくなり、仏像の行方も分からなくなった。9月に天台宗側が京都府警上京署に相談、元住職の知人宅から仏像を発見した。
文化財保護法では重文の管理場所の変更には文化庁への申請が必要と規定しているが、今回は届けがなかった。
元住職には多額の借金があったといい、土地と建物はすでに北海道の不動産業者が落札している。
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msn産経ニュース