江戸時代の画家、尾形光琳が描いた国宝「紅白梅図屏風」について、2011年12月16日(金)、静岡県熱海市のMOA美術館で開かれた研究会で、東京理科大の中井泉教授が「金地部分は金箔(きんぱく)であることが確定し、中央の川の部分には銀箔が使われていた」と、新見解を含めた調査結果を発表した。
金箔ではなく金粉をにかわで溶いた金泥(きんでい)である可能性があったが、結晶が並ぶ向き(配向)や金地の厚みなどから「金箔」と確定した。
また、中央の川部分を詳細に調べたところ、銀箔と硫黄が検出された。
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