静岡県磐田市豊田西之島の天竜川河川敷で、1878(明治11)年に完成し昭和初期まで交通の動脈として使用された木製橋「天竜橋」の橋脚土台部分が見つかった。
2010年9月の台風で砂利が削られ露出したとみられる。
天竜橋は、旧国道1号の天竜川橋が1933(昭和8)年に上流に完成するまで、磐田と浜松を結ぶ重要な役割を果たしたが、天竜川橋完成後しばらくして取り壊された。
同市教委文化財課は「遠州の交通史や近代土木を考える上で重要な発見」と話している。
天竜橋に関する詳しい資料は市にもほとんどないが、今回見つかった土台を保存するかどうかは決まっていない。
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毎日jp