福井県立恐竜博物館の久保泰主事が、恐竜が出現する直前期(2億4000万~2億年前)に生息し、恐竜に近い「恐竜型類」の大半は2足歩行だった可能性が高いという研究論文をまとめた。
ポーランドで2003年ごろ、「4足歩行で草食」とみられる恐竜型類のシレサウルス類の化石が見つかるまでは「恐竜型類は2足歩行で肉食」が定説。現在は恐竜型類が2足歩行か4足歩行かで論議を呼んでいる。
久保主事は、恐竜型類や初期の恐竜の骨の形状などを総合的に分析し、それぞれの祖先の姿勢や食性を類推。その結果、恐竜型類では、シレサウルス類でのみ2足歩行から4足歩行への進化が起きた可能性が高いことが分かった。
発信:
毎日jp>
福井県立恐竜博物館 施設詳細ページへ