2000年に島根県出雲市の出雲大社境内で出土した国の重要文化財「心御柱(しんのみはしら)」を、奈良市の元興寺文化財研究所で樹脂加工による永久保存処理を行うことになり、2012年2月7日(火)、同大社で搬送準備が行われた。
これまで島根県埋蔵文化財センターで大型水槽につけて保管していたが、同研究所で今後約5年かけて木の細胞組織に合成樹脂を浸透させ、永久保存処理を施す。
心御柱は直径1メートルあまりのスギの巨木3本を束ねたもの。宮司家に伝わる図面通りに見つかり、“高層神殿”が実在した可能性を示している。
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msn産経ニュース