茨城県筑西市の宮後東原遺跡の発掘調査を進めている県教育財団は、へらで「小長谷部継成(おはつせべ・つぐなり)」と刻書されている土師器(はじき)の甑(こしき)(蒸し器)など文字が書かれた土器約30点が出土したことを発表した。
奈良時代~平安時代前期にかけての集落跡も確認されており、「小長谷部」という氏族の居住地であったとみられている。
今回出土した、フルネームで「継成」の名が刻まれた直径20センチ、高さ16センチの甑は、焼成前に名前が刻まれたことから本人が発注したものと推定されている。
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msn産経ニュース