2012年3月6日(火)、神戸・北野の異人館街の一角で、阪神大震災で倒壊したままになっていた「旧ペルシャ美術館」の売却が、神戸市の公売で決まった。
同館は大正時代に建築された木造2階建ての異人館。1956年からは「ペルシャ美術館」として公開されていたが、1994年に老朽化などで閉館。翌年の阪神大震災で屋根の一部が崩れ落ちたあと、所有者と連絡がとれなくなり、放置されたまま荒廃が進んでいた。
尼崎市の製材会社が最初の公売価格の4割程度となる約6,660万円で落札。同社は今後、すでに復元が困難となっている建物を取り壊して土地の利用方法を検討する。
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msn産経ニュース