2012年3月13日(火)、埼玉県鳩山町は、8世紀後半の奈良・平安期の古代窯「新沼窯跡(しんぬまかまあと)」で、武蔵国分寺(東京都国分寺市)の瓦を生産した窯跡26基を確認したと発表した。
出土した遺物はハスをモチーフにした軒丸瓦(のきまるかわら)や唐草文の軒平瓦など。生産地からの出土としては珍しい鬼瓦なども大量の須恵器とともに見つかった。
同町教委生涯学習課の永井智教主任は「これまで確認された香川県三豊市宗吉瓦窯跡などの24基をしのぎ、国内最大級の窯跡。国家的プロジェクトの国分寺造営のための瓦生産の一大拠点だった」と分析している。
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毎日jp