2012年3月16日(金)、ドイツ連邦裁判所(最高裁)は、第二次大戦直前にナチス・ドイツが「退廃的」としてユダヤ人男性から押収したポスターのコレクションを、持ち主の息子に返還するようベルリンのドイツ歴史博物館に対し命じる判決を出した。
第二次大戦後にポスターは行方不明となっていたが、60年代に当時の東ベルリンの地下室から発見され、その後、東ベルリンのドイツ歴史博物館が引き取っていた。
元の持ち主の息子である米国在住ユダヤ人が2005年に提訴、判決を勝ち取った。
返還されるポスターは約4200点で、計400万ユーロ(約4億4000万円)以上の価値があるという。
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毎日jp