神奈川県鎌倉市のマンション建設用地で、鎌倉時代初期の建物遺構などが見つかった。
治承4(1180)年に源頼朝が建てた幕府(大倉幕府)に隣接して、妻・北条政子の邸宅があったともされる。
鎌倉遺跡調査会の斎木秀雄取締役は「建物がどういう性格か決め手はないが、鎌倉でも他からは出ない12世紀末のかわらけ(宴会用土器)が見つかっており、幕府要人の屋敷だったことは間違いない」という。
大倉幕府は、嘉禄2(1226)年、鶴岡八幡宮の南(宇都宮辻子幕府)に移転するまで45年間、政治の中心だったが、発掘調査はほとんど行われておらず、実態は不明。
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msn産経ニュース