2013年3月12日(火)、東京・台東区の東京国立博物館で、今夏開催される特別展「和様(わよう)の書」の記者発表が行われた。
日本の風土から生まれた、日本独自の繊細・典雅な書風である「和様の書」を通じて、日本人の美意識と書の魅力を伝える特別展。
「書の鑑賞」「仮名の成立と三跡」「信仰と書」「高野切と古筆」「世尊寺流と和様の展開」の5章構成で、平安時代中期に「和様の書」を完成させた三跡(さんせき)である小野道風(おののとうふう)、藤原佐理(ふじわらのさり)、藤原行成(ふじわらのこうぜい)の書や、筆跡のアルバムである手鑑(てかがみ)のうち、国宝に指定されている「四大手鑑」を全て展示するなど、至高の名筆約150件が出展される。
記者発表では、東京国立博物館の島谷弘幸副館長がデモンストレーションを行い、「和様の書」における筆の傾きなどを解説した。
特別展「和様の書」は2013年7月13日(土)~9月8日(日)、東京国立博物館 平成館 特別展示室にて開催。観覧料は当日一般で1,500円。前売り(1,300円)や早割りペア券(2枚セット2,000円)は、2013年3月14日(火)から発売。
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デモンストレーションを行う東京国立博物館の島谷弘幸副館長
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