今秋、京都で開催され話題になった鳥獣戯画展が、内容をさらに充実させて、2015年春に東京でも開催される。2014年12月15日、記者発表会が東京国立博物館で行われた。
誰もが一度は目にしたことのある、国宝「鳥獣戯画」。今展覧会は2009年からの全巻修理を終え、鮮やかに蘇った鳥獣戯画の全貌が東京では修理後初披露となる。
甲乙丙丁の全4巻と、国内外に所蔵された断簡5幅がそろう貴重な機会。(展示替え有)
また、鳥獣戯画を所蔵する高山寺とその中興の祖である明恵上人についての貴重な資料も多く展示。鎌倉仏教美術の精華ともいえる高山寺に伝わる国宝・華厳宗祖師絵伝や、明恵上人が愛した可愛らしい動物の彫刻などが出品される。
京都展では20万人以上が来場した注目の展覧会。高山寺執事の田村裕行氏は「高山寺では鳥獣戯画はご本尊と言われて大切にされてきた。京都展で多くの来場者がにこにこして帰って行ったので、東京でも多くの人に見てもらえるのを、とても楽しみにしている」と語った。
「特別展 鳥獣戯画 京都高山寺の至宝」は2015年4月28日(火)~6月7日(日)まで開催。入館料は当日一般1,600円、大学生1,200円、高校生900円。前売りチケットは2015年2月1日より各種プレイガイドで発売販売される。発信:
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