大正末から昭和初期にかけて活躍した挿絵画家、小田富弥(おだとみや:1895~1990)の画業を紹介する展覧会が、東京・文京区の弥生美術館でが開催されている。
小田富弥は、歌川国芳の系譜に繋がる日本画家・北野恒富に、17歳で入門。1924(大正13)年に岩田専太郎のピンチヒッターとして挿絵を描いて好評を博した後、多くの時代小説の挿絵を創作。特に「縞の合羽に三度笠」の「股旅もの」を得意とし、「西の小田富弥、東の岩田専太郎」と呼ばれる花形挿絵画家として一世を風靡した。
展覧会は小田富弥の生誕120年を記念した企画展。1995年に武蔵野市民文化会館で「小田富彌展」が開催された事があるが、大規模な展覧会は本展が初めてとなる。
「生誕120年 時代小説の挿絵画家 小田富弥展 ~怪剣士・丹下左膳あらわる!~」は弥生美術館で、2015年3月29日(日)まで開催。入館料は一般 900円、大・高生800円、中・小生400円。
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