「オスカー・ニーマイヤー展」の会場構成を説明するSANAAの妹島和世さん
ブラジル・モダニズム建築の父、オスカー・ニーマイヤー(1907-2012)の展覧会が開催される事となり、2015年5月22日(金)、都内のブラジル大使館で記者発表が行われた。
ニーマイヤーはリオデジャネイロ生まれ。首都ブラジリアの主要な建物の設計(国民会議議事堂、大聖堂など)をはじめ多くの建築設計を手掛け、アメリカ建築家協会ゴールドメダル、プリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞などの建築賞や、レーニン国際平和賞を受賞するなど、内外で高い評価を獲得。ブラジリアは1987年に世界遺産に登録されている。
本展は、104歳で死去する直前まで精力的に活動を続けていたニーマイヤーの、日本で初めての大回顧展。イブラプエラ公園の30分の1の模型をアトリウムでダイナミックに展示するほか、ニーマイヤーの代表的な建築物を様々のサイズの模型で展示。ニーマイヤーの日常や創造の秘密に迫る映像資料なども展示する。
会場デザインは、ニーマイヤーから大きな影響を受け、彼を敬愛しているSANAAが手掛ける。
「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」は、2015年7月18日(土)~10月12日(月・祝)、東京都現代美術館 企画展示室地下2Fで開催。観覧料は一般 1,100円、大学生・専門学校生・65歳以上 800円、中高生 600円、小学生以下無料。
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