1906年はラウル・デュフィ《旗で飾られた通り》、1926年はロベール・ドローネー《エッフェル塔》
東京都美術館で今年6月に開幕する「ポンピドゥー・センター傑作展」を前に、2016年1月27日(水)、東京・港区のフランス大使公邸で記者発表が行われた。
1977年にパリの中心部に開館した、フランス国立の総合文化施設「ポンピドゥー・センター」が所蔵する絵画(約40点)、彫刻(約15点)、写真、映像、デザインなど約70点を紹介する企画展。フランス20世紀に焦点をあて、フォーヴィスムが始まった1906年から、ポンピドゥー・センターが開館した1977年までを「1年1作家1作品」で構成。芸術家たちが語った言葉も作品とともに紹介する(ただ、日仏両国にとって悲劇的な年だった1945年は展示しない)。
1913年はマルセル・デュシャン《自転車の車輪》、1917年はマルク・シャガール《ワイングラスを掲げる二人の肖像》、1935年はパブロ・ピカソ《ミューズ》など、巨匠の傑作から、日本ではあまり知られていない画家の隠れた名品まで、幅広く展観する事となる。
展示デザインはパリを拠点に活躍している新進気鋭の建築家・田根剛氏が担当する。
「ポンピドゥー・センター傑作展 ─ ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで ─ 」は、東京都美術館 企画展示室で2016年6月11日(土)~9月22日(木・祝)に開催。観覧料は一般 1,600円、大学生・専門学校生 1,300円、高校生 800円、65歳以上 1,000円。前売りはそれぞれ200円引き(発売日は未定)。ポストカードが2枚セットになったペアチケット(2,200円)も、3月5日(土)~4月8日(金)に発売される。
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