2016年9月2日(金)、東京・品川区の原美術館で「篠山紀信展「快楽の館」」のプレス向け内覧会が開催された。
1960年代から現在まで常に写真界の先頭を走り続けてきた篠山紀信(1940-)の個展。出展作品はすべて原美術館で撮影された撮り下ろしの新作で、計33名のモデルを起用したヌード写真。
原美術館は1938年に建てられた西洋モダニスム建築で、元は個人邸宅。撮影された空間で写真が展示されている場所もあり、空間が交錯するような幻惑的な世界となっている。
内覧会には篠山紀信とともに、展覧会のモデルのひとりでもある壇蜜が登壇。撮影について壇蜜は「苔の湿り具合や日の照り具合など(篠山紀信によって)計算された空間に、とどめを刺すように自分が入るため非常に緊張した」とコメント。篠山紀信は「美術館の庭の苔を見て、その中を白い蛇がうねるようなイメージを描いていたところ、壇蜜さんがいいな、とひらめいた」と説明し、モデルとしての壇蜜は抜群としながらも「壇蜜さんは(今回の撮影だけでは)まだ撮り切れていない。もっともっと撮りたい」と語った。
「篠山紀信展「快楽の館」」は原美術館で、2016年9月3日(土)~2017年1月9日(月・祝)に開催。観覧料は一般 1,100円、大高生 700円。
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