ヴェネツィア・ルネサンスを代表する画家で、"画家の王者(プリンス・オブ・ペインター)"とも称される巨匠、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(1488/90-1576)に光を当て、その真髄に迫る大規模展が開催される事となり、2016年9月27日(火)、都内で記者発表が行われた。
15-16世紀に海洋貿易で繁栄したヴェネツィアにおいて美術が進歩するなか、ティツィアーノは自由な筆使いと豊かな色彩で独自の様式を確立。ヨーロッパに広く影響を与えた。
展覧会は「ヴェネツィア・ルネサンス初期」「ティツィアーノの時代」「ティツィアーノからティントレット、ヴェロネーゼへ」の3章構成で、約70点の絵画・版画を紹介。神話を題材に魅惑的なポーズで横たわる裸婦を描いた《ダナエ》(カポディモンテ美術館蔵)は日本初公開。ティツィアーノ初期の代表作で、イタリアの人々に愛されてきた《フローラ》(ウフィツィ美術館蔵)も展示される。
日伊国交樹立150周年記念「ティツィアーノとヴェネツィア派展」は東京都美術館 企画展示室で2017年1月21日(土)~4月2日(日)に開催。観覧料は一般 1,600円、大学・専門学校生 1,300円、高校生 800円、65歳以上 1,000円。それぞれ 1,300円、1,100円、600円、800円の前売券と、2月14日まで使える期間限定ペア券のバレンタイン券(1,600円)は2016年11月1日(火)から発売。
発信:
インターネットミュージアム>
「ティツィアーノとヴェネツィア派展」公式ページ