2017年3月14日(火)、東京・台東区の東京都美術館で「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」の記者発表が行われた。
展覧会は世界中で絶大な人気を誇るフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)と日本との関係性を検証するもので、ゴッホ美術館(オランダ)との共同企画。
ゴッホはパリとアルルに住んでいた頃、日本に関する文献や浮世絵などの影響を受け、日本への憧れを深めていた。一方で日本でも多くの芸術家や知識人がゴッホに憧れ、ゴッホの死後に墓があるフランスのオーヴェールを巡礼している。
展覧会は「第1部 ファン・ゴッホのジャポニスム」と「第2部 日本人のファン・ゴッホ巡礼」の2部構成。
1部では、ファン・ゴッホが日本から如何なる影響を受けていたのか、ファン・ゴッホ作品約40点と、同時代の画家の作品や浮世絵など50点あまりを展示。
2部では里見勝蔵、佐伯祐三、斎藤茂吉、式場隆三郎らの名が残る、ガシェ家に残された3冊の芳名録を初公開。芳名録に基づいた約90点の資料で、最初期における日本人のファン・ゴッホ巡礼をたどる。
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」展は札幌、東京、京都の3会場で開催。2017年8月26日(土)~10月15日(日)に北海道立近代美術館、10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝)に東京都美術館、1月20日(土)~3月4日(日)に京都国立近代美術館。
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