千葉市中央区の千葉市美術館で「歿後60年 椿貞雄」が開催されている。
椿貞雄(1896-1957)は、亡くなるまでの30年間を船橋市で暮らした洋画家。
山形県米沢市に生まれた椿は、岸田劉生の個展に感銘を受けて会いに行き、劉生に迎えられて草土社の結成に参加。劉生から強い影響を受けつつ画業の研鑽に励んだ。
劉生の死後は一時は制作に行き詰まったが、徐々に回復。劉生が構想した日本における油彩画表現を受け継ぐとともに、独自の画境に到達した。
展覧会では椿の作品はもちろん、劉生の作品や、父と同じ国画会に出品した次女の椿夏子の作品も紹介。広くその画業を展観する。
「歿後60年 椿貞雄」は千葉市美術館で2017年7月30日(日)まで開催。観覧料は一般 1,200円、大学生 700円、高校生以下は無料。
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