2017年6月30日(金)、東京・千代田区の東京ステーションギャラリーで「没後40年 幻の画家 不染鉄展」のプレス向け内覧会が開催された。
大正時代から戦後まで活躍した日本画家・不染鉄(ふせんてつ:1891-1976)の、東京ではじめてとなる大規模な回顧展。
不染鉄は東京生まれ。稀有な経歴の持ち主で、日本美術院研究会員となって日本画を学ぶも、写生旅行に行った伊豆大島・式根島で3年も漁師として生活。後に改めて京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)に入学し、在学中には特待生となり、第一回帝展に入選。首席で卒業し、度々帝展に入選を重ねるなど才能を高く評価されたが、戦後は画壇を離れ、晩年まで飄々と作画を続けた。
展覧会では鳥瞰図と細密画の要素をあわせ持った独創的な代表作のほか、新たに発見された作品や絵はがき、焼物など約120点を展示。その足跡を改めて検証する。
「没後40年 幻の画家 不染鉄展」は東京ステーションギャラリーで、2017年6月31日(土)~8月27日(日)に開催。観覧料は一般 900円、高校・大学生700 円、中学生以下は無料。
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