2017年7月27日(木)、神奈川・箱根町の岡田美術館で「歌麿大作「深川の雪」と「吉原の花」 ―138年ぶりの夢の再会―」のプレス向け内覧会が開催された。
江戸時代の浮世絵師・喜多川歌麿(?~1806)が描いた大画面の肉筆画《深川の雪》と《吉原の花》を並べて紹介する展覧会。
両作は《品川の月》とあわせて「雪月花」三部作と称される作品で、歌麿が親交のあった栃木の豪商・善野家からの注文を受け、栃木で描かれたと考えられている。
三作品は1879(明治12)年に栃木県の定願寺で展示されたが、後にそれぞれが別の所有者の手に渡り、現在《品川の月》はフリーア美術館(ワシントンD.C.)、《吉原の花》はワズワース・アセーニアム美術館(コネチカット州)が所蔵。行方不明だった《深川の雪》は2012年に再発見され、岡田美術館が所蔵している。
展覧会では《吉原の花》が22年ぶりに来日。《深川の雪》と並べられるのは定願寺での展示以来、138年ぶりとなる。
所蔵館の規定により来日できなかった《品川の月》も、原寸大の高精細複製画を制作。三部作が並べて公開される。
「歌麿大作「深川の雪」と「吉原の花」 ―138年ぶりの夢の再会―」は岡田美術館で、2017年7月28日(金)~10月29日(日)に開催。観覧料は一般 2,800円、小中高生 1,800円。
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