施設改修のため5月14日から休館していた東京の小金井市立はけの森美術館で、2018年度企画展の第1弾「絵画で国立公園めぐり」がはじまる。
小杉放菴記念日光美術館が所有する国立公園絵画を展覧する企画展。
日本の国立公園は、アメリカ合衆国で生まれた国立公園の理念や手法を取り入れたもの。
設置に向けた啓発活動を行うため、候補地を絵画で紹介する「国立公園洋画展覧会」が企画され、当時を代表する洋画家たちによる26点が完成。1932(昭和7)年に東京や大阪などで展覧会が開催された。その後、1934(昭和9)年に日本において初めて国立公園が指定されている。
国立公園の洋画は、以降も各地の国立公園指定に合わせて随時追加制作され、最終的には計80点に。本展では全80点を前・後期に分けて紹介する。
巡回館のうち関東地域では小金井市立はけの森美術館のみでの開催となる。
併せて二階展示室では小金井での日常風景を出発して、日本各地を描いた中村研一の旅の様子を展示する。。
企画展「小杉放菴記念日光美術館所蔵 絵画で国立公園めぐり―巨匠が描いた日本の自然―」は小金井市立はけの森美術館で2018年8月4日(土)~9月17日(月・祝)に開催(前期:8/4~8/26、後期:8/28~9/17)。観覧料は一般600円、小中学生200円、未就学児および障害者手帳をお持ちの方は無料。月曜日は休館(9/17は開館)。
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小金井市立はけの森美術館「絵画で国立公園めぐり―巨匠が描いた日本の自然―」