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過去最大級、上野の森美術館「フェルメール展」が明日開幕
(掲載日時:2018年10月04日)

《牛乳を注ぐ女》1658-1660年頃 アムステルダム国立美術館 Rijksmuseum. Purchased with the support of the Vereniging Rembrandt, 1908
2018年10月4日(木)、東京・台東区の上野の森美術館で「フェルメール展」のプレス向け内覧会が開催された。
オランダの最も偉大な画家のひとりで、17世紀に活躍したヨハネス・フェルメール(1632-1675)の作品9を中心に紹介する展覧会。
静謐な作品で知られるフェルメールは寡作の画家でもあり、現存する作品はわずか35点ほど。本展ではそのうち、9点のフェルメール作品が展示される、過去最大のフェルメール展となる。
展示される作品は、日本初公開となる「ワイングラス」「赤い帽子の娘」「取り持ち女」の3点のほか、「牛乳を注ぐ女」「マルタとマリアの家のキリスト」「手紙を書く婦人と召使い」「手紙を書く女」「リュートを調弦する女」「真珠の首飾りの女」の6点。「取り持ち女」のみ、2019年1月9日からの展示となる。
展示作品はフェルメールのキャリアのほぼ全段階から選ばれており、表現の広がりを展観する事ができる。
同時にハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンらオランダ同時代の絵画と合わせた約50点も展示。17世紀オランダ絵画の独創性に迫る。
「フェルメール展」は上野の森美術館で、2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)に開催。日時指定の入場制で、来場者全員に音声ガイドが付く。ナビゲーターは女優の石原さとみさん。
入場料金は一般 2,500円、大学・高校生 1,800円、中学・小学生 1,000円、未就学児は無料。当日券は、前売日時指定券の販売に余裕があった入場時間枠のみの販売となる(前売り券の+200円)。
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