2019年1月25日(金)、東京・千代田区の国立公文書館で「温泉 ~江戸の湯めぐり~」のプレス向け内覧会が開催された。
内閣文庫を中心に、江戸時代の名所絵図や紀行文などを展示し、日本人が古くから親しんできた温泉を紹介する企画展。
温泉は古代から、入浴によって病気を治療する湯治が行われていた。展覧会では、名所図会や紀行文などが多く流通した江戸時代に焦点を当て、多くの人々が訪れる主要な温泉地を、三章に分けて、当時の温泉文化を紹介する。
展示作品は、江戸時代後期に成立した箱根温泉の案内書《七湯集》や、石出吉深が江戸から有馬温泉へ赴いた際、その往復を記した旅日記《所歴日記》など。
多門櫓旧蔵の《湯治願》も展示。《湯治願》とは、江戸時代、幕臣や大名、藩士が湯治湯治に行く際、幕府や明治政府に提出が義務付けられていた書状のこと。
また、温泉の効能や入浴方法などを記した温泉研究書や、古代から近世まで、温泉を訪れた豊臣秀吉などの歴史上の人物も紹介されている。
「温泉 ~江戸の湯めぐり~」は国立公文書館で2019年1月26日(土)~3月9日(土)まで開催。観覧料は無料。
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