東京・台東区の東京国立博物館で、特別展「三国志」が7月から開催される事となり、2019年2月20日(水)、報道発表会が開催された。
2009年に発見された魏の英雄、曹操(155-220)の墓、曹操高陵(河南省安陽市)での出土品と最新の研究成果などから、三国志の実像に迫る企画展。
三国志とは、中国の後漢末期から三国時代にかけて群雄割拠していた時代(180年頃 - 280年頃)の興亡史のこと。
プロローグとエピローグのほかに5章で構成され、展示総数は現段階で約170件を予定。最新の研究成果とあわせて、曹操高陵の出土品から、魏・蜀・呉の武将が生きた時代の核心に迫る。
曹操高陵から発掘された罐(かん)」は、中国国外では初公開される。罐は、四つの耳をもつ、三国時代頃の典型的な容器の一つ。出展される罐は白磁で、これまで白磁は6世紀末のものが最古だったが、この発見により白磁の登場は300年以上遡る事になった。
東京展の終了後、九州国立博物館へ巡回する(10月1日~2020年1月5日)。
特別展「三国志」は東京国立博物館で7月9日(火)~9月16日(月)まで開催。観覧料は一般 1,600円など。3月9日(土)~4月8日(月)までの期間限定で、早割「3594(さんごくし)」3枚セット前売券(3,594円)も発売される。
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