バベルの塔から東京スカイツリー®まで、都市に登場したさまざまな塔をとりあげるこの企画。特にエッフェル塔、凌雲閣、初代通天閣の3つの塔を中心的に紹介しています。
ちょっと珍しい試みが、同展のPRキャラバン隊「えどはくタワーズ」。タワーを模したカブリモノで、プレスプレビューにも登場していました。土・日・祝には、江戸東京博物館内でパフォーマンスをするそうです。
展示会場と「えどはくタワーズ」凌雲閣の階段を使った美人コンテスト、東京タワーの青焼設計図など、興味深い資料が並びますが、筆者イチオシはエッフェル塔の改造計画。
1900年のパリ万博を前に、エッフェル塔を改築する計画がもちあがり、様々なプランが提出されました。
塔が円柱で囲まれたり、豪華なゲート状に変身させたり、塔を鉄骨として使って山を造ったりと、突拍子も無いプランが並びます。
結局エッフェル塔はもとの姿が保たれることになり、現在に至っています。
エッフェル塔の改造計画いつの時代もタワーは人々の憧れ。見たことの無い高さから見る東京、今から楽しみです。
関連企画として
江戸東京博物館5階の常設展示室ではじまったのが、特集展示「太陽の塔 黄金の顔」。大阪万博の太陽の塔の上部に設置された直径11mの「黄金の顔」が、東京にやってきました。
東京では初公開。プレスプレビューでは「えどはくタワーズ」のカウントダウンで、目の点灯式も行われました。当時はキセノン灯光器でしたが、今回はLEDです。
「太陽の塔 黄金の顔」点灯「黄金の顔」の展示は5月20日(日)まで。「ザ・タワー」とは会期が異なりますので、ご注意ください。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2012年2月20日 ]