ブラジルだけでなくペルー、ボリビア、エクアドル、コロンビアなど多くの国にまたがるアマゾン川。オーストラリアに匹敵する広大な流域は豊かな生態系を育み、現在でも次々に新種が発見されるという場所でもあります。
「ついに、冒険の時が来た。」が展覧会のコピー。化石が紹介されている太古のゾーンを抜けると、まさに冒険に乗り出すように、熱帯雨林の光景が大きく広がるダイナミックな会場構成です。
会場入口から会場には哺乳類、鳥類、魚類とさまざまな動物が並びますが、子どもたちの人気を集めそうなのが爬虫類のコーナー。「アマゾン」と聞いて誰もが連想する大蛇やワニが揃っています。
中でも注目は、全長10m近くまで達するというオオアナコンダ。水辺に集まってきたカピバラやシカ、そしてワニまで捕食することもある巨大なハンターです。
ただ、アマゾンの爬虫類は巨大で危険、というイメージは間違い。菜食のイグアナや小型のヘビなど、多様な爬虫類が生息しています。
爬虫類は大迫力会場入口で貸し出されている「アマゾン冒険ガイド」(600円)はユニーク。音声ガイドとして使えると同時に、楽しいバーチャル・バードウォッチングも可能です。
展覧会サポーターのさかなクンの隠れコンテンツも用意されているので、会場で探してみてください。
楽しい「アマゾン冒険ガイド」第1会場の出口近くには、まるで本当のジャングルに入ったからような大型映像「アマゾン体感4Kシアター」もあります。
幅8m、高さ4.2mの大型ビジョンに、じっとりと湿気を帯びたような空気感まで表現されています。
大型映像「アマゾン体感4Kシアター」子どもと一緒にゴールデンウィークに行くにはピッタリの企画展。グッズ売り場も充実していますので、お楽しみに。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2015年3月13日 ]